<html><head><meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=Shift_JIS"><title>習慣について [1/2]：芸術性理論研究室 metaforce iconoclasm</title></head><body bgcolor=#FFFFFF background=bg.jpg text=#303030 link=#303030 vlink=#505050><font size=2><a name=top></a><div align=center><strong>芸術性理論研究室<br><font size=3 color=#646f76>M<font color=#667077>e</font><font color=#677279>t</font><font color=#68757c>a</font><font color=#60777e>f</font><font color=#717b82>o</font><font color=#747e85>r</font><font color=#7a8389>c</font><font color=#80898f>e</font><font color=#889096> I</font><font color=#8e9698>c</font><font color=#959da1>o</font><font color=#9ea5a9>n</font><font color=#a7adb1>o</font><font color=#b0b6b9>c</font><font color=#b6bcbf>l</font><font color=#bdc2c5>a</font><font color=#c7c8ce>s</font><font color=#d6d9da>m</font></font></strong></div><div align=center><font size=1>[<a href=../index.html>HOME</a>]<br>&or;<!--#include file="./2007.txt" --><br>[コラム] 05.07.2007</font></div><div><font size=1>─</font><br><strong><font size=3 color=#12123d>習慣について [1/2]</font></div><div align=right><font color=#351923>ayanori [高岡 礼典]</font></strong><br><font size=1>─</font></div><div align=center><font size=1>【 頁：1：<a href=050707-2.htm> 2 </a> 】</font></div><font color=#12123d><p>　もしも心の形容詞が理性的原理によってのみ成り立っていたのならば、私達の生活空間は著しく円滑性を失ってしまい、通勤や通学にある方々の多くは毎日のように遅刻してしまうことでしょう。朝になり目が覚め、どのように手足を動かし、胴体を支え、起床動作を可能にするのか考える以前に、起床すべきか否か、起床とはなにか、もっと述べるなら、起床一般へと辿り着くかもしれない論証の吟味を用意しなければなりません。たとえうまく起き上がれたとしても、次に選択すべき行為についての考察が待っています。同じように起きてきた家族に対し、どのようにコミュニケーションをとればよいのか、また自分は何をすべきか、自己と役割についての行為形式について考えなくてはなりません。仮に洗顔することに決めたとしても、水を先に用意すべきか、手のかたちを整えるのが先かと、論理的考察がまっていることでしょうし、指先や手の平を具体的にどのように運び、どのような体裁へとフォームすればよいのか周到な計画を立てる必要があります。</p><p>　日常生活のアクセラレイターを担う「習慣」は社会科学だけが扱うわけではありません。その終局に社会があるのならば、争いの慣習や制度があることになるのでしょうが、そのようなものに出会うことはありません。蕩尽や祭りも無に帰すわけではない再構成への一契機でしかないので、習慣の目論見は相も変わらず個の保存へと落ち着いてしまいます。これは作られない習性と作られる習慣との区別を押さえておけば容易に知ることでしょう。─それが真理であるか否かでななく─破壊の目的論を自然へと含ませることは可能ですが、人為に対して条件主張することはできません。医学にとって死が記述域外の敗北であるように、私達は始まりも終わりも描くことのできない永遠的な永続といったパラドキシカルな線分的な生を強いられています。</p><p>&gt;&gt;<a href=050707-2.htm>次頁へ進む</a></p></font><font size=1><div align=center>【 頁：1：<a href=050707-2.htm> 2 </a> 】</div><!--#include file="./footer.txt" --></body></html>