<html><head><meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=Shift_JIS"><title>懐胎と分娩 2 [3/4]：芸術性理論研究室 metaforce iconoclasm</title></head><body bgcolor=#FFFFFF background=bg.jpg text=#303030 link=#303030 vlink=#505050><font size=2><a name=top></a><div align=center><font size=1>[<a href=../../index.html>HOME</a>]<br>&or;<br>[<a href=../index.html>研究レポート目次</a>]<br>&or;<br>[022]</font></div><div><font size=1>─</font><br><strong><font size=3>懐胎と分娩 2 [3/4]</font></strong></div><div align=right><font size=1>─</div><div align=center>【 頁：<a href=index.html> 1 </a>：<a href=2.htm> 2 </a>：3：<a href=4.htm> 4 </a> 】</font></div><p>&gt;&gt;肌を切り裂き現れるは、血肉であると期待できなければ、境界に限定された記述からシステム・イメージの予期はできない。現れた内部構造が新たな対象境界を意味するとしてもである。無限分解が限りない血肉との出会いを想定できる場合のみ、機能構造体はシステムとして描写される。そしてここから懐胎者の腹部に位置する肌の特殊性を導出するであろう基礎理解が叙述されていく。観察者にとって内部期待として捉えられる「側」は、システムから見た場合、どのように換言されるのであろうか。側の必要性は、それをシステムとして形容する以上は当然のように思えるが、その「当然」に過程がないわけではない。心を追求する眼目を忘れていなければ、この場面を未分化のまま見過ごすことはできない。</p><p>　構造を構成していくシステムが自ら境界を閉じる時、初めて「自己」と「動作の可能性」を得ることになる。それが開かれた線分構造を成す場合、システムが「自己」からすり抜けてしまうパラドクスが起きてしまうためである。本来的な超越視点を限局化するアンチ・エクスタシスによって、それは地(面)へと着床し、周界への可能性が問われ始める。自己の境界を放射的に内観するシステムは、それが産出項であるがためにシステム自体と同一ではなく、延長性を帯びることになる。システムは常に現在形で作動を継続するため、延長性は距離となり、自己の部分でありながらも、そこへ辿り着くまでの「間」が発生し、システムは地(面)と自己を占有するだけの臨在を守り続ける。「側」を満たす充足内容／構成要素は、自己発生の初期動作において、システムによって関係を把持されていたとしても、第二場面以降は様態記述の現在形を免れ、制御可能体となる。ひとつの国家やひとつの会社組織の王やCEO/COOが、領土内部・民衆・社員の挙動軌跡を線形描写できないように、それは支配形式のみを普遍のものとし、具体的には連続かつ断続的な関係となる<font size=1>(*)</font>。必ずしも自己の全知・全制御支配にあるわけではないシステム構造体ではあるが、完全なる制御不可能体が存在しない点に留意したい。トップダウン／ボトムアップ等といった制御項の再構成はもとより、外部刺激の全てに対し、システムは新たな内部関係を編成することが可能であり、この有機性にこそ「側」への着目理由がある。閉鎖されて初めてそれが境界となるため、システムは外部との直接交換・充足関係を構築できないが、またそれ故に、全次元的に不透明であるため、全干渉がすり抜ける等ということはなく、周界への妥当知を構成することが可能である。それが「周界への妥当知」であるとする論拠は後行契機的な消極であるため無根拠的ではあるが、自己の裏側に位置するシステムの死角からの『力・悟性』によって与件が与件化され、自己域に留まる面前へと押し出されるので、観想が働き、認識可能体や認識体が構成される。そこでつくられる構成素集の理解延長が抗力的であるか、受容的であるかの内容は問われないにしろ、この受動的な対応認識場面で周界自体と周界知が並列する平衡問題が立ち上がり、「側」が個性を得ていく。システムは独自に周界の系を構成し、未来を孕んでいくが、次場面において周界自体が対応関係の全体を維持しないため、システムは自らの特殊個性に気付くことができる。&gt;&gt;</p><p>&gt;&gt;<a href=4.htm>次頁へ続く</a></p><div align=center><font size=1>【 頁：<a href=index.html> 1 </a>：<a href=2.htm> 2 </a>：3：<a href=4.htm> 4 </a> 】</div><div>─<br>─</div><div align=right>&copy; <a href=../../copy.htm>ayanori.jp</a><br>─<br>─<br>[△<a href=#top>PAGE TOP</a>]<br>[<a href=../../index.html>HOME</a>]<br>[<a href=../../map.htm accesskey=0 directkey=0 nonumber>MAP</a>]</div></font></font></body></html>